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SMTPは電子メールを送信するためのプロトコルです。クライアントからメールを受け取ったSMTPサーバは、メールアドレスを確認して適切 なSMTPサーバへメールを転送します。 　実際は、まずクライアントとSMTPサーバとの間でTCPのコネクションが張られ、次にFTPと同じ要領でデータを転送 します。SMTPサーバ上からメールを仲介して他のSMTPサーバに転送する役割をするソフトをMTA（Message Transfer Agent）と呼びます。代表的なものとしてsendmailがあげられます。以下の図はSMTPによるメール転送の流れを表したものです 。 　実際のSMTPサービスはサーバがポート番号25を常にlistenすることによって行われています。クライアントはポート番号25に接続しにいくことでSMTPサービスを利用することができるようになります。 　SMTPのコマンドはここで紹介した他に、RSET、NOOP、HELP、SEND、SOML、SAML、VRFY、EXPN、TURNなどがあります。さらに詳細をお調べになりたい方はRFC821をご覧下さい。